メインコンテンツへスキップ
作法

葬儀・マナー

弔電の送り方|宛名・文例・料金と手配の手順

弔電の送り方|宛名・文例・料金と手配の手順
この記事のまとめ

弔電は、通夜・告別式が行われる会場(斎場や個人宅)に喪主宛てで送るのが一般的です。NTT東日本のD-MAILは14時までの申し込み完了で全国当日配達。敬称の早見表と、そのまま使える文例、料金と手配の手順をまとめました。

結論

弔電(ちょうでん)は、通夜・告別式に参列できないときに、お悔やみの気持ちを電報で届けるものです。宛名は喪主、届け先は式が行われる会場(斎場や個人宅)が一般的。NTT東日本のD-MAILなら、14時までの申し込み完了で全国当日配達と案内されています。

手配の前に、この3つを確認してください。

  • 通夜・告別式の日時と会場名(訃報の連絡か葬儀社に確認)
  • 喪主の氏名(宛名になる)
  • 故人と喪主の続柄(文中の敬称を決めるのに必要)

弔電を送るのはどんなとき

遠方にいる、外せない予定がある、体調が優れないなど、参列できない事情があるときに、式に間に合う形でお悔やみを伝えるのが弔電です。

参列できる場合は、直接お悔やみを伝えられるので弔電は送らないのが一般的です。また、式が終わってから訃報を知った場合は、弔電ではなく手紙や後日の弔問で気持ちを伝えます。

宛名と届け先

NTT東日本の案内では、弔電は通夜・葬儀(告別式)が行われる場所(個人宅、斎場など)に、喪主宛てで送るのが一般的とされています。申し込みには、会場の住所・会場名・電話番号と宛名が必要です。

喪主の氏名がわからないときは、葬儀を担当する葬儀社か会場に問い合わせるのが確実です。故人の友人など、喪主以外の遺族に宛てて送ることもできるとされています。その場合、差出人欄に「〇〇高校〇〇年卒業生」のように故人との関係がわかる情報を添えておくと、遺族が差出人を思い出せずに困ることがありません。

敬称の早見表

弔電の文中では、故人を「喪主から見た続柄」の敬称で表します。NTT東日本の案内にある敬称は次のとおりです。

故人(喪主から見た続柄)敬称
ご尊父(そんぷ)様
ご母堂(ぼどう)様
奥様
息子ご令息(れいそく)様
ご令嬢(れいじょう)様

このほかの続柄の敬称は、各電報サービスの文例集で確認できます。迷ったら「〇〇様」と故人の氏名で書いても失礼にはあたりません。

そのまま使える文例

NTT東日本の公式ページでは、次のような文例が紹介されています。

ご逝去を悼み、謹んでお悔やみ申しあげます。ご家族の皆様が心を合わせて、強く生きられますようお祈りいたします。

ご訃報に接し、心から哀悼の意を表します。安らかにご永眠されますようお祈りいたします。

続柄がわかっている場合は、冒頭に敬称を入れて次のように整えます。

  • ご尊父様のご逝去を悼み、謹んでお悔やみ申し上げます。ご家族の皆様のお力落としをお察しいたします。
  • ご母堂様のご訃報に接し、心よりお悔やみ申し上げます。遠方よりお別れができないことをお許しください。
  • 貴社〇〇様のご逝去の報に接し、社員一同、謹んでお悔やみ申し上げます。ご生前のご厚誼に深く感謝いたします。

文面では、「たびたび」「重ね重ね」のような重ね言葉や、死因に触れる表現は避けます。言葉選びの詳しい注意点はお悔やみの言葉一覧|避ける言葉にまとめています。

手配の手順と料金

NTT東日本の電報を例にすると、手配は次の手順です。

  1. 会場名・住所・喪主名・式の日時を手元に用意する
  2. インターネット(電報申込サイトD-MAIL)か、電話(フリーダイヤル0120-799-115・受付8時〜16時)で申し込む
  3. 台紙と文面(文例の利用も可)、届け日時を指定する

当日配達については、14時までの申し込み完了で全国当日配達、14時以降は翌日8時以降の配達と案内されています。

料金は「メッセージ料+台紙料金」の合計です。D-MAILの料金ページ(2026年7月確認)では次のように案内されています。

申込方法メッセージ料(1ページ・300字まで)
インターネット1,430円(税込)
電話1,870円(税込)

300字を超える場合は追加ページごとに330円(2ページ目以降は1ページ420字まで)。これに、選んだ台紙の料金が加わります。刺しゅう入りや線香付きなど台紙の種類で金額が変わるため、合計額は申し込み画面で確認してください。

出典: NTT東日本「料金について|電報申込サイトD-MAIL」 https://www.ntt-east.co.jp/dmail/guide/fee/

なお、電報はNTT西日本をはじめ、ほかの事業者も提供しています。料金体系はそれぞれ異なるので、利用するサービスの公式サイトで確認してください。

台紙はどう選ぶか

弔電の台紙には、シンプルな厚紙のものから、刺しゅう入り、線香やお花を添えたものまで幅があります。迷ったら、故人や遺族との関係の深さで選べば大丈夫です。会社として送るなら落ち着いた標準的な台紙、親しい間柄なら線香付きなど気持ちを添えられる台紙、という選び方が自然です。台紙の豪華さより、式に間に合うことと文面のほうが大切です。

弔電と香典をどう組み合わせるか

弔電はあくまで「お悔やみの言葉」を届けるものなので、香典の代わりにはなりません。参列できず香典も渡したい場合は、現金書留での郵送や、後日の弔問の際に持参する方法があります。金額の目安は、続柄と年代を選ぶだけでわかる香典相場診断で確認できます。

訃報で弔電や香典を辞退されている場合は、無理に送らず、落ち着いたころにお悔やみの手紙で気持ちを伝える方法もあります。

地域・宗教・会場による違い

弔電の扱いは地域や宗教、会場の方針によって異なる場合があります(家族葬などで弔電を辞退される場合もあります)。訃報に「弔電辞退」とあるときは、遺族の意向を尊重して控えてください。迷ったときは葬儀社に確認するのが確実です。

関連ページ

#弔電 #文例 #電報 #弔事マナー

よくある質問

弔電はいつまでに送ればいいですか?

通夜または葬儀・告別式が始まる前に会場へ届くように手配するのが一般的です。NTT東日本のD-MAILでは、14時までに申し込みが完了すれば全国当日配達、14時以降の申し込みは翌日8時以降の配達と案内されています。式の日時と会場名がわかった時点で、早めに手配してください。

弔電の宛名は故人と喪主のどちらにしますか?

喪主宛てが一般的です。NTT東日本の案内でも、通夜・葬儀が行われる場所(個人宅・斎場など)に喪主宛てで送るとされています。喪主の名前がわからないときは、葬儀を担当する葬儀社か会場に確認するのが確実です。

弔電の料金はいくらくらいですか?

メッセージ料と台紙料金の合計です。NTT東日本のD-MAILでは、インターネット申し込みのメッセージ料は1ページ(300字まで)1,430円、電話申し込みは1,870円(いずれも税込・2026年7月時点)。これに選んだ台紙の料金が加わります。最新の料金は公式サイトで確認してください。

文中で「ご冥福をお祈りします」と書いてもいいですか?

相手の宗教・宗派によってはなじまない表現とされることがあります。神道では使わないとされ、浄土真宗でもなじまないとされることがあります。宗派がわからないときは「心よりお悔やみ申し上げます」「哀悼の意を表します」を選べば失礼になりません。

葬儀に参列する場合も弔電を送るものですか?

弔電は参列できないときにお悔やみを伝える手段なので、参列するなら送らないのが一般的です。参列できないうえで気持ちを重ねて伝えたい場合は、弔電に加えて後日の弔問や香典の郵送を検討します。

出典

  1. NTT東日本「想いを込めた弔電 NTT東日本の電報」
  2. NTT東日本「料金について|電報申込サイトD-MAIL」