寒中見舞いは、松の内が明けてから立春(2027年は2月4日)までに届ける冬の挨拶状です。松の内の期間は地域によって異なります。喪中はがきの代わり・年賀状への返礼・お詫びなど、場面別の文例と書き方をまとめました。
寒中見舞いは、松の内が明けてから立春までの間に届ける冬の挨拶状です。2027年の立春は2月4日(木)。松の内の期間は地域によって異なるため、1月中旬〜下旬に届くように出せばどの地域でも外しません。喪中で年賀状を出せなかったときの挨拶や、喪中に届いた年賀状への返礼にも使えます。はがきは年賀はがきではなく通常はがきを使います。
要点は次の4つです。
- 時期 → 松の内明け〜立春(2027年は2月4日)。松の内は地域差があるため1月中旬〜下旬が無難
- 用途 → 寒さの挨拶のほか、喪中はがきの代わり・年賀状への返礼・お詫びに使える
- はがき → 年賀はがきは使わない。通常はがきか私製はがき
- 立春を過ぎたら → 「余寒見舞い」に切り替える
寒中見舞いを出す時期
日本郵便(郵便局のプリントサービス)の解説では、寒中見舞いを出す時期は「松の内が明ける日から立春までの間」とされています。
松の内(正月飾りを飾っておく期間)は地域によって異なります。同解説では、関東地域では1月8日以降、関西やほかの地域では16日以降に出すと案内されていますが、これも地域や家ごとの慣習で幅があるため、断定はできません。相手の地域の慣習が分からない場合は、1月中旬から下旬に届くように出しておくと、どちらの感覚でも失礼になりません。
終わりの目安になる立春は、国立天文台の暦要項によると2027年は2月4日(木)です。
出典: 国立天文台「令和9(2027)年暦要項 二十四節気および雑節」 https://eco.mtk.nao.ac.jp/koyomi/yoko/2027/rekiyou272.html
立春を過ぎたら「余寒見舞い」
日本郵便の解説では、立春の2月4日ごろから2月末日までは「余寒見舞い」として出すとされています。寒い地域では3月中旬まで出されることもあると案内されています。書き出しが「余寒お見舞い申し上げます」に変わるだけで、構成は寒中見舞いと同じです。
どんなときに出す?|4つの場面
日本郵便の解説では、寒中見舞い・余寒見舞いを出す場面として次の4つが挙げられています。
- 年賀状をもらったが、松の内までに返礼できなかったとき
- 自分が喪中で、年賀状を出せなかった相手への挨拶
- 相手が喪中と知らずに年賀状を出してしまったお詫び
- 自分の喪中を知らずに年賀状をくれた方への報告と返礼
もともとは寒さの厳しい時期に相手の体を気づかう挨拶状です。お祝いの言葉を使わないため、喪中のやり取りと相性がよく、年賀状の代わりとして広く使われています。喪中はがきを年内に出しそびれた場合の受け皿にもなります(詳しくは喪中はがき|いつまでに出す)。
はがきと切手の選び方
日本郵便の解説では、寒中見舞いには年賀はがきではなく、通常はがきまたは私製はがきを使うのがマナーとされています。余った年賀はがきの流用は避けてください。特に喪中がらみのやり取りでは、お年玉付きの年賀はがきはお祝いの意味合いが強く、ちぐはぐな印象になります。
デザインは、雪・椿・南天など冬の落ち着いた絵柄が定番です。喪中の相手に送る場合や喪中の報告を兼ねる場合は、華やかな色柄を避けると安心です。
寒中見舞いの文例|そのまま使える4パターン
基本の構成は「①寒中見舞いの挨拶 → ②相手の安否をたずねる・自分の近況や報告 → ③結びの気づかい → ④日付」です。頭語・結語(拝啓・敬具)は不要とされています。「寒中お見舞い申し上げます」の書き出しは、本文よりやや大きめに書くのが基本です。
文例1|一般的な寒中見舞い
寒中お見舞い申し上げます
寒さ厳しい折 皆さまいかがお過ごしでしょうか おかげさまで私どもは変わりなく過ごしております 本年もどうぞよろしくお願い申し上げます
二〇二七年一月
文例2|喪中はがきの代わり(年内に知らせられなかった場合)
寒中お見舞い申し上げます
昨年十二月に父 ◯◯が永眠いたしましたため 年頭のご挨拶を控えさせていただきました お知らせが行き届かず申し訳ございませんでした 本年も変わらぬお付き合いのほどお願い申し上げます
文例3|喪中に年賀状をいただいた返礼
寒中お見舞い申し上げます
丁寧なお年始状をいただきありがとうございました 喪中のため年頭のご挨拶を控えさせていただきました お知らせが行き届かず失礼いたしましたことをお詫び申し上げます 本年もどうぞよろしくお願い申し上げます
文例4|相手の喪中に年賀状を出してしまったお詫び
寒中お見舞い申し上げます
ご服喪中とは存じ上げず 年始のご挨拶を差し上げてしまい 大変失礼いたしました 遅ればせながら謹んでお悔やみを申し上げます 寒さはこれからが本番ですので どうぞご自愛ください
お悔やみの言い回しは、相手の宗教・宗派によってふさわしい言葉が変わることがあります。避けたほうがよい言葉とあわせて、お悔やみの言葉一覧で確認できます。
書くときの注意
- 「あけましておめでとうございます」「賀正」などの賀詞は使わない
- 喪中の報告・返礼を兼ねる場合は、近況報告やおめでたい話題を控えめにする
- 手書きの一言を添えると、定型文でも印象がやわらぐ
地域・家ごとの慣習について
松の内の期間や寒中見舞いの時期の感覚は、地域や家ごとの慣習によって異なります。この記事は日本郵便の解説と国立天文台の暦に基づく一般的な例のご紹介です。迷ったときは、早すぎるより1月中旬以降に出すほうが無難です。
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よくある質問
寒中見舞いはいつからいつまでに出せばいいですか?
日本郵便(郵便局のプリントサービス)の解説では、松の内が明ける日から立春までの間とされています。松の内は地域によって異なり、同解説では関東は1月8日以降、関西などでは16日以降と案内されています。立春は2027年は2月4日(木)です。迷ったら1月中に届けておけば、どの地域の感覚でも外しません。
余っている年賀はがきで寒中見舞いを出してもいいですか?
避けたほうが安心です。日本郵便の解説では、寒中見舞い・余寒見舞いには年賀はがきは使えず、通常はがきまたは私製はがきを使うのがマナーとされています。特に相手や自分が喪中の場合、お年玉付き年賀はがきはお祝いの意味合いが強いため不向きです。
喪中の相手に寒中見舞いを出してもいいですか?
出せます。寒中見舞いは年賀状と違ってお祝いの挨拶ではなく、寒い時期に相手を気づかう挨拶状だからです。喪中の方への新年の挨拶やお悔やみを兼ねて送ることもできます。その場合は、おめでたい言葉や派手なデザインを避けて書きます。
立春を過ぎてしまったらどうすればいいですか?
「余寒見舞い」として出せます。日本郵便の解説では、余寒見舞いは立春の2月4日ごろから2月末日までとされ、寒い地域では3月中旬まで出されることもあると案内されています。書き出しを「余寒お見舞い申し上げます」に変えるだけで、構成は寒中見舞いと同じです。
寒中見舞いはメールやLINEで送ってもいいですか?
親しい間柄なら問題ありません。ただし、喪中はがきの代わりや年賀状への返礼として使う場合は、はがきで受け取った挨拶にははがきで返すほうが丁寧です。目上の方やあらたまったやり取りの相手には、はがきをおすすめします。
出典